Amazon Basics フェルト ラップトップ スリーブを買った
先日 ThinkPad X220 に WWAN カードを追加してモバイルデータ通信できるようになったので、外への持ち出し用にスリーブを買いました。
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ケース選び
ジャンクで買った X220 ですが、Bluetooth ドーターカードや WWAN カードなどでだいぶ追加投資しているので、なるべく安いケースをということでこちらを選びました。
Amazonベーシック ノートパソコン ケース スリーブ 13インチ フェルト チャコール NC1506106R3
- 出版社/メーカー: AmazonBasics
- メディア: Personal Computers
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このスリーブは 11 インチ、13 インチ、15インチの 3 サイズ展開で、レビューを見るとどうやら最近の薄型 PC に最適化されているようです。 商品ページに内寸の表示はありますが、どのくらいの厚さまで対応しているかの記載はありません。
- 外寸: 13.9インチx10.3インチ(縦・高さ)
- 内寸: 12.6インチx9.2インチ(縦・高さ)
内寸を cm 単位に直すと 32.0 x 23.4 cm となります。 対する X220 は 30.5 x 20.7 x 1.9-2.7 cm なので、縦・高さ方向は大丈夫そうですが、最近の薄型 PC に比べると厚みがあるのでやや不安が残ります。
入るかどうか微妙でしたが、Amazon ギフト券と Amazon Basics の割引クーポンがあってお安く買えたそうだったので試しに買ってみました。
X220 は入った
結論からいうとX220 は入りました。 写真の通りジャストサイズで、縦・高さ方向の余裕があったおかげで少々厚くても入ったという感じです。
非 Retina な MBP 13 インチ(32.5 x 22.7 x 2.41 cm)が入るか試してみましたが、やや寸法オーバーなのもあって無理でした。 仕様を見た感じ、Retina な MBP であれば Touch Bar 付きの現行モデルもその前のモデルも入りそうです(保証はしません)。
おわり
1000 円ちょっとの商品にしては質感もそれほど悪くありません。 フェルトが薄いので耐衝撃性はあまり期待できそうにはありませんが、傷防止などが目的であれば十分だと思います。
ThinkPad X220 + Sierra Wireless MC7700 でモバイルデータ通信
ThinkPad X220 パワーアップ計画第 2 弾です。
先日の記事では Bluetooth 経由でテザリングなどと言っていましたが、WWAN カードを内蔵すれば X220 だけでモバイルデータ通信ができます。 WWAN カードが安く手に入ったので試してみました。
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用意するもの
WWAN アンテナと SIM スロットの確認
WWAN カードを買う前にお手元の X220 に WWAN アンテナと SIM スロットがあるかチェックします。
キーボードとパームレストを外し、写真のような赤と青のケーブルが 1 本ずつあればそれが WWAN アンテナです。 SIM スロットの有無はバッテリーを外すと確認できます。
SIM スロットへのカードの挿入方向ですが、写真のようにチップを裏側にして切り欠きが右手前になるように挿入します。 間違えると SIM カードが認識されません(経験済み)。
また、WWAN アンテナと SIM スロットはモデルによっては付いていないようなので、購入前にチェックした方がいいかもしれません。
参考: 愛機にWWANカードを取り付けようとした話 - たけのこのブログ
WWAN カード
X220 の純正 WWAN カードはの Ericsson F5521gw(FRU 04W3767/60Y3279)ですが、このカードは現在あまり出回っていないようでお手頃な価格のものがありませんでした。 また、F5521gw は 3G のみ対応です。
そこで今回は、公式には対応していませんが、某巨大掲示板で X220 での動作報告があり、LTE に対応している Sierra Wireless MC7700 を使いました。X61 でも動くようです。
参考: Thinkpad X61×Windows8×MC7700= ( パソコン ) - マサ’s Web Log - Yahoo!ブログ
技適マーク付きのジャンクの汎用品で 2,500 円でした。 汎用品で FRU はありませんでしたが、特に 1803 エラーも出ませんでした。
SIM カード
お好きなものを。
ボクは IIJmio のデータ通信専用の SIM(標準サイズ)を用意しました。
手順(ハード編)
※分解、改造は自己責任でどうぞ。
20 ピンマスクする。Sierra Wireless のサイトなどでカードのピンアサインを見るとわかりますが、このカードは 20 番のピンに電流が流れていないときにカードが起動します。そのため、カードを起動させるためには 20 ピンに流れる電流を何らかの方法で遮断する必要があります。
今回は 20 ピンをテープでマスクしました。ボクは部屋にあったビニールテープを使いましたが、用意できるのであれば耐熱性の高いカプトンテープなどを使った方がいいかもしれません。WWAN カードを装着する。
Wi-Fi カードの向かい側に WWAN カードを装着します。ネジは元からあると思いますが、なければ M2 x 3 mm が 1 本必要です。MAIN に赤いケーブル、AUX に青いケーブルを接続します。残った GPS 端子ですが、X220 には GPS アンテナがないので使えません。汎用の GPS アンテナを用意すれば使えるかもしれませんが詳細は不明です。
あとはパームレストとキーボードを元に戻し、用意した SIM カードを SIM スロットに差し込めば準備完了です。
手順(ソフト編)
Arch Linux の場合です。Windows は環境がないのでわかりません。
ArchWiki に ThinkPad モバイルインターネット - ArchWiki という項目がありますが、MC7700 は QMI プロトコルではなく MBIM プロトコルを使うようです*1。
普段 NetworkManager を使っている場合は、modemmanager をインストールすると必要なもろもろが一緒に入るので NetworkManager から WWAN カードが見えるようになります。 そこで APN の設定をするとあっさりつながりました。
屋内だとこんな感じです。 この時点では HSDPA(3G)でつながっていますが、しばらく待っていると LTE でつながります。
(2017/03/03 追記) LTE でつながっているときはこんな感じです。
モバイルデータ通信できるようになりましたが、今のところ家でしか使っていないせいで全く活かせていません……。
*1:この辺はよく分からないので間違ってたら教えてください。
ThinkPad X220 に Bluetooth ドーターカードを追加する
先日紹介した X220 ですが、買った時点では Bluetooth なしモデルでした。
Bluetooth があると外出時のテザリングなど何かと便利なので、Bluetooth ドーターカードを追加しました。
用意するもの
Bluetooth ドーターカード
保守マニュアルによれば、X220 の標準パーツは Bluetooth 3.0 対応の 60Y3271 / 60Y3275 ですが、X230 などで使われている Bluetooth 4.0 対応の 60Y3303 / 60Y3305 も問題なく認識します。
今回は秋葉原の某ショップで調達した 60Y3303 を使いました(写真は撮り忘れました)。
インジケーターシール
LCD の下の Wi-Fi とか HDD アクセスランプとかのアレです。 Bluetooth なしモデルのインジケーターシールには Bluetooth のマークがないので、マーク付きのものと取り替えます。
Bluetooth ドーターカードは秋葉原やネットを探せばすぐ見つかりますが、こっちは手に入りづらいかもしれません。 eBay などには結構出ているようなので、海外からの取り寄せに抵抗がなければそっちの方が簡単かもしれません。
なお、見た目が変わるだけで特に機能的な問題はないので、Bluetooth が使えればそれでいいという人には必要ありません。
ボクは Bluetooth ドーターカードを買ったショップで調達しました。「X220 インジケーターシール」「X220 クリアプレート」などで検索すると見つかるかもしれません。
手順
Bluetooth ドーターカードを取り付ける。 取り付け場所はパームレストを外した右側手前です。
ボクが買ったショップではドーターカードにネジが付いてきましたが、ない場合はネジが必要(M2 x 3mm)です。インジケーターシールを貼り替える。
両面テープで貼り付けられているだけなので、先の薄いマイナスドライバーやカッターを使うと簡単にはがせます。
Bluetooth なしのモデルでもランプは用意されていることがわかります(左から Wi-Fi、Bluetooth、HDD)。
交換後。少しシールが長くて枠からはみ出したので端をカッターで少し切りました。
あとは $ sudo pacman -S blueman
とかでお好きな Bluetooth マネージャを入れると必要なもろもろが入って使えるようになると思います。
Windows 環境はよくわかりません。
おわり
以上で交換は終わりです。
USB 接続の Bluetooth アダプタもありますが、USB 端子が 1 つ埋まってしまうのと、邪魔くさいのでやはり内蔵されている方が便利ですね。